協会発展に向けての食事会を開催

2019年5月1日(水)に新元号「令和」を迎えた日本。そして10月1日(火)に70周年を迎える中華人民共和国。共に新たな時代を歩み出す両国が、女性企業家の相互の親睦及び交流活動を通じて、国際的ビジネスの振興、女性が活躍できる国際社会の発展に貢献することを目的として設立した「一般社団法人 日中女性企業家協会」。2019年10月3日、東京都港区にオープンして25年以上の歴史をもつ米沢牛料理レストラン「雅山(がざん)」にて、当協会の食事会を開催しました。

食事会には、中国駐日本国大使館から特別来賓を招き、当協会の特別顧問である衆議院議員の野田聖子氏と、上海大学特別研究員である王祝氏をはじめ、各理事も食事会に参加。また、日本を代表する企業からも来賓をご招待しました。

冒頭では、主催者である株式会社プロラボホールディングス代表取締役会長兼CEOの佐々木広行事務局長から、当協会の発足に至るまでの経緯や日中のビジネス交流、今後の発展についてなど、両国の関係性をより良いものにし、さらに女性企業家という存在の重要性を構築するきっかけとなる団体にしたいと、将来のビジョンを交えながら挨拶がありました。その後は、特別顧問である野田聖子氏から挨拶をいただきました。「日本と中国の民間企業がそれぞれの魅力を発揮し、よいライバルとして切磋琢磨すること。またお互いに知恵を出し合ってコラボレーションしていくことで大切。その発端となることによって、アジア間での象徴となる団体を目指しましょう」と。また、両国の女性が元気にがんばっていくことが、アジアの安全保障にもなると話されました。

次に、今回の特別来賓としてご招待させていただきました中国駐日本国大使館 政治部を代表して、公使参事官である楊宇氏より挨拶。まずは冒頭で「天の半分は女性が支えている」という中国の考え方を、ビジネスだけでなくスポーツ分野を交えながらご説明いただきました。また、10月1日に迎える中華人民共和国の70周年にも触れ、「この出来事は、中国にとって大きな変化をもたらしますし、中国では2020年を目途に貧困人口を減らすという目標を掲げています。これは史上初の取り組みです。国民を豊かにすることが新しい中国につながります」。さらに、日中関係については、お互いに新しい時代を迎えるため、それに相応しい関係を構築して各分野での人的交流や経済協力を進めることで、両国の発展に向かっていくと。その貴重な存在になる当協会を大使館でサポートしますと明示いただきました。

そして、当協会の特別顧問である王祝氏からは、中国発展における歴史を振り返って、中国経済の成長やそれによる社会の変化などを紹介。「現在、中国が直面している問題は多い。特に貧富の差。楊氏も仰っていましたが、その問題を解決する第一歩が貧困の人口を削減することなのです。また、70年代からは想像することができない国民の意識変化があります。それは、健康に生きることや美しく生きることへ、価値観が変わったことです。そのような生活を実現することは社会発展には大切だと考えています」。その価値観の変化は、健康産業や美容産業における多くのビジネスチャンスを創出することが期待できますし、そのための準備も必要であると。「女性の力は、平和や安定、友好の力になります。当協会は、それらを支える大きな役割を担っていることを改めて実感していますね」と、当協会のミッションを改めて掲げました。

その後は幹事である佐藤尊徳氏の乾杯挨拶。続けて、出席した各理事からは日中交流の重要性や女性企業家だからできること、海外のビジネス展開などを中心に、今後の協会におけるビジョンを、それぞれの自己紹介を交えながらスピーチしていただきました。